マーケテイング
サプライチェーンにおける無駄が生まれてしまうメカニズム
日本の流通システムは多段階構造
メリット:売れ残りのリスクをメーカーから小売までの間の多数のプレーヤーによって薄く広く分担し合える。委託販売・返品制により売れ残りのリスクを気にせずに多様な品揃えが可能。
デメリット:業務の重複、マージンの累積、小売の商品仕入れ価格が高騰
デメリット解消法:FRのように自主企画商品買取でメーカーから直接調達。
ビジネスシステム革新遂行のポイント
・潜在価値の発見(WTPを高める、メーカーの機会費用引き下げ)
・ドメインの絞り込み(サプライチェーンをコントロール、既存のシステムの無駄を取り除く、例えばFRなら取扱商品を、衣類の中で変動の少ない製品に絞っている)
・業務選択(自社が行う業務と委託業務の決定 exシステム構築は自社、加工や配送は卸やメーカー)→システム化された業務は、同じような情報システムさえ導入できれば、他の企業でも遂行可能。人間が行う部分は模倣されにくい。競争優位の源泉になる。クレーム対応による顧客からの信頼や情報提供を通じて構築したメーカーとの協力関係など。一朝一夕では真似できない。
・工夫の積み重ね(価格、仕入れコスト、初期費用)
用語解説
WTP : willing to pay
マーチャンダイジング : 商品計画、商品化計画。お客様に買っていただくために、商品の企画開発や調達、商品構成の決定、販売方法やサービスの立案、価格設定などを戦略的に行う活動のこと。
eコマース : Electronic Commerce 電子商取引(ex.amazon メルカリ)
プロダクトフォーカス: